M&Aレンゴーは5日、完全子会社の大興製紙(静岡県富士市)を2027年10月1日付で吸収合併すると発表した。同日開催の取締役会で決議し、合併契約を締結した。経営資源の集約と経営効率化を進め、板紙・重包装事業の川上領域にあたるクラフトパルプやクラフト紙の製造・販売事業の収益力強化を図る。
大興製紙は1950年設立で、クラフトパルプ、クラフト紙、特殊紙の製造・販売を手掛ける。21年に会社更生法の適用を受け、レンゴーが完全子会社化した。これにより、レンゴーは板紙・重包装事業の川上領域にあたるパルプ・紙の製造事業に参入。子会社化後は既存事業の業績改善に取り組むとともに、パルプの新たな用途として第2世代バイオエタノールの製造実証にも着手し、経営再建を進めてきた。
大興製紙の26年3月期単体業績は、売上高が106億6100万円、営業損益が54億9700万円の赤字、最終損益が52億7500万円の赤字だった。総資産は247億1300万円、純資産は56億300万円となっており、再建途上で収益改善が課題となっている。
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