財務・人事レンゴーが5日発表した2027年3月期中間期の連結決算は、売上高が前年同期比11.4%増の5541億4100万円、営業利益が同67.1%増の333億6900万円、最終利益は89.0%増の208億5000万円だった。工業製品や通販・宅配向けの段ボール需要が堅調に推移したほか、製品価格の改定や包装資材の先行需要が収益拡大につながった。
板紙・紙加工関連事業は売上高が前年同期比5.5%増の2741億6500万円、営業利益が43.0%増の179億4700万円。固定費や原燃料価格の上昇が続くなか、製品価格の改定が利益を押し上げた。板紙の生産量は前年同期比1.9%増の125万6000トンとなった。
段ボール製品の生産量は前年同期比0.9%増の21億3700万平方メートル、段ボール箱は1.2%増の18億3100万平方メートルだった。国内の段ボール需要は工業製品向けや通販・宅配分野を中心に底堅く推移した。一方、紙器分野では物価上昇による消費の抑制やギフト市場の縮小が影響し、業界全体の生産量は前年を下回った。
軟包装関連事業は売上高が17.3%増の1131億5000万円、営業利益が2.3倍の122億8200万円。中東情勢の緊迫化を背景に包装資材を確保する先行需要が発生したほか、製品価格の改定も寄与した。重包装関連事業も同様の要因から売上高が15.7%増の269億5500万円、営業利益が54.6%増の16億8200万円となった。
海外関連事業は売上高が21.3%増の1192億2500万円、営業利益が4.4倍となる6億5300万円だった。製品価格の改定や連結子会社の増加が寄与した。9月にはタイのグループ会社が現地段ボールメーカーの株式を取得するなど、海外での事業拡大も進めている。
一方、エネルギーコストや人件費、物流費の上昇が続いており、中東情勢の影響による溶解パルプや薬品の価格高騰も収益上の課題となっている。同社は7月納品分からセロファンの価格改定を進めている。
27年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比8.1%増の1兆900億円、営業利益は24.0%増の460億円、最終利益は47.6%増の310億円を見込む。
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