JMU、フィリピン沿岸警備隊向け船舶10隻を受注

荷主ジャパンマリンユナイテッドは4日、丸紅の協力でフィリピン運輸通信省から40メートル級多目的船10隻の建造、特別予備品を受注したと発表した。多目的船は2016年8月末から段階的に引き渡す。

同国の沿岸警備隊は、海上捜索救助、海洋環境保全、海上法執行、航行安全管理などの業務を担っているが、カバーする海域が広く、海上業務の足となる船舶数が不足。事故発生時の緊急対応や定期的なモニタリング活動に必要な体制を整備できていない状況にある。

JMUが受注した事業は、沿岸域内で海難救助や海上法執行などの業務を素早く適切に実施するための能力を高める目的で実施される。

■主要目
全長：44メートル
幅：7.5メートル
深さ：4メートル
主機関：MTU 12V4000M93L×2
定員：士官5人、乗員20人、計25人
航海速力：15ノット
船級：日本海事協会