横浜冷凍･吉川社長、タイ駐日大使と会談

ロジスティクス横浜冷凍は19日、タイ・プーケット海洋生物研究所から発行されている海洋環境ハンドブックをタイ大使館へ寄贈するとともに、16日にシハサック・プアンゲッゲオ駐日大使を表敬訪問したと発表した。

このハンドブックは、同社が2010年に同国の天然資源・環境省へ行った寄付金を基に制作され、地元の小中学生向けに環境保全用の教材本として幅広く活用されている。

寄贈式の後に行われた大使との会談で、同社の吉川俊雄社長がグループ全体の概要を紹介。26年前にタイに設立した子会社「タイヨコレイ」が現地の業界でリーディングカンパニーになっていることなどを説明するとともに、「コールドチェーンビジネスを通じて社会や地域に貢献する」という企業ポリシーを伝えた。

大使はタイに対する同社グループの活動を高く評価。特に、年内に発効するASEAN経済共同体（AEC）の話題になると、大使と吉川社長は「これからタイはASEANのハブになっていく」との認識で一致し、終始和やかな雰囲気のなかで会談を終了した。