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ホンダ、中国で汎用製品の新工場完成

2011年10月31日 (月)

拠点・施設本田技研工業は28日、中国の汎用製品生産販売合弁会社「嘉陵-本田発動機有限公司」(嘉陵ホンダ)が新工場を完成させたと発表した。

 

新工場の投資額は約2.1億元(約25億円)で、鋳造、プレス、塗装、完成品の組み立て、点検、製品梱包などの生産工程を備え、旧工場で培った生産技術と新たな環境技術を取り入れた先進的な工場として、11月から稼働を開始する。旧工場は10月末に生産を終了する。

 

嘉陵ホンダでは現在、中国国内向けの生産、販売、輸出を行っているが、国内需要、輸出が今後も拡大する見通しとなったことから、新工場を汎用事業のグローバル展開で、最重要生産拠点の一つに位置付ける。

 

新工場は、2011年末に90万台の生産体制を整える。将来的に、200万台までの生産拡大が可能な用地や工場設計としており、需要の急速な拡大にも対応できる。

 

嘉陵ホンダは、汎用エンジン、ポンプ、芝刈機などに加え、4月から小型耕うん機の生産を開始。汎用エンジンのGX390が8月に、中国環境保護部が発表した厳しい排出ガス規制を業界で初めてクリアした。

 

■新工場の概要
場所:重慶市渝北区空港工業園内
敷地面積:18万平方メートル
完成時期:2011年10月
工場面積:約5.7万平方メートル
投資額:約2.1億元