日本精密、ベトナムの表面処理の専用工場が竣工

国際日本精密は4日、表面処理技術の処理能力を増強するために昨年9月から着工していたベトナム第4工場が、竣工したと発表した。8月上旬から操業開始する。

第4工場は表面処理工程の専用工場として使用。7月中旬から第2工場の現在設備を移管し、サンプル生産を行った後、8月初旬には本格操業を開始する。

また、今後は顧客の需要に応じた追加設備の導入も検討しており、表面処理工程の集約化と処理能力の向上を見込む。第2工場が、加工から研磨の工程を行う第1・3工場から400メートルと離れた位置にあったのに対し、第4工場は第1工場に隣接し、工場間を渡り廊下で繋ぎ、生産効率の向上を図っている。

第4工場の設備設置は1階部分のみとし、上階はオートバイが2000台規模で駐車可能な駐車場とし、駐車場に向かう建物側面のスロープには両面に2スロープ用意し、2700人に増加した工場員が、すばやく駐車して始業できるようにしている。