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9日まで二次募集受付

国交省、7事業にモーダルシフト補助金の交付決定

2016年12月7日 (水)

行政・団体国土交通省は7日、今年度の「モーダルシフト等推進事業補助金」をモーダルシフト、旅客鉄道利用の貨客混載など合わせて7事業に交付すると発表した。交付決定額は計1254万4000円。

一次公募として10件の応募があり、このうち計画策定経費補助6案件、運行経費補助1案件の認定、交付決定を行った。

内訳はモーダルシフト関係が関東-九州間の特積み貨物輸送の鉄道転換など5件、貴志川線(和歌山県)での宅配便貨物輸送、群馬県嬬恋村と首都圏間のキャベツ輸送の帰り荷を確保する取り組み――の合わせて7件。

事業別では、11月25日付で物効法に基づく計画認定を受けた運行経費補助が1件あったが、残る6件は改正物効法に基づいて今後、計画認定を目指すものとなっている。

国交省では9日までの日程で二次募集を行っている。

■認定事業

 運輸局協議会名協議会構成類型事業概要CO2排出削減量(t-CO2/年)
1北海道IMS協議会日本通運、入船鋼材、ワールド山内、東邦車両、興和総合研究所、丸吉運輸機工モーダルシフト(海上新規)苫小牧港/東京港間の鋼材・鋼材加工品のモーダルシフト関連の総合効率化計画を策定する。741
2北海道西武建設運輸モーダルシフト推進協議会菱重コールドチェーン、日本フルハーフ、札幌シーフーズ、北日本フード、TBIジャパン、興和総合研究所、西武建設運輸モーダルシフト(鉄道転換)北海道/東京間の冷凍生鮮加工品、冷蔵加工品、野菜の輸送を鉄道に転換するモーダルシフト関連の総合効率化計画を策定する。590.1
3関東群馬・嬬恋物流総合効率化計画策定協議会群馬グリーン配送、美才治運輸、JA嬬恋・大笹支所、特定非営利活動法人浅間山麓国際自然学校帰り荷の確保群馬県嬬恋村から首都圏にキャベツなどを運ぶ車両の帰り荷を確保する事業関連の総合効率化計画を策定する。91.8
4中部大分/清水精密機械部品輸送モーダルシフト推進協議会住理工ロジテック、シーゲートコーポレーション、川崎近海汽船モーダルシフト(海上転換)大分県豊後高田市・静岡県裾野市間の精密機械部品、精密機械部品の専用容器のトラック輸送を海上輸送に転換するモーダルシフト関連の総合効率化計画を策定する。342.8
5関東ラルズ・シジシージャパンモーダルシフト推進協議会ラルズ、シジシージャパン、全国通運、日本貨物鉄道モーダルシフト(鉄道転換)埼玉県越谷市など全国13か所から北海道石狩市への食品の輸送、トラックから鉄道に転換する。39.3
6近畿貴志川線沿線モーダルシフト推進協議会和歌山電鐵、他鉄道貨客混載和歌山市神前地区への宅配便貨物の輸送、貴志川線の旅客車両を利用しモーダルシフトを行う事業関連の総合効率化計画を策定する。3.9
7関東JTL31フィートコンテナ共同運行協議会トナミ運輸、第一貨物、久留米運送、ジャパン・トランズ・ライン、日本貨物鉄道モーダルシフト(鉄道転換)関東・九州間の積み合わせ貨物の輸送を、31フィートコンテナを共同利用することでトラックから鉄道に転換する。209.2

■詳細
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000280.html