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TDB調べ

9月の運輸・倉庫業の景況感0.6P改善

2017年10月4日 (水)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が4日発表した9月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から0.6ポイント改善し49となった。

9月は「自動車や機械の輸出が底打ち、増加基調にある」(港湾運送)、「企業間格差により景況感が異なるものの、マイナスの話題は少ない」(普通倉庫)といった声が聞かれたが、「天候不順により農産品の出荷数量が減っている」(一般貨物自動車運送)、「人件費負担や車両の確保に厳しい環境が続いている」(一般貨物自動車運送)、「復興関連の物件が終わり、関東や関西、中京方面向けの貨物量が著しく少ない」(利用運送)との声もあった。

先行きについては、「労働力不足の継続と人件費をはじめとするコストアップに、価格転嫁がなかなかついていかない状況」(一般貨物自動車運送)、「震災復興などに人員を取られほかの事業者の人手不足が深刻(一般貨物自動車運送)と不透明感を示す声があったものの、「2018年6月のフェリー航路開設による好影響が期待される」(普通倉庫)、「海運マーケットは着実に良くなってきている」(内航船舶貸渡)、「燃料高騰は一巡し、今後は利益が改善していくと予想」(一般貨物自動車運送)との声もあった。