財務・人事川崎汽船が10月31日に発表した上半期決算は、コンテナ船事業の市況回復が想定より遅れたほか、新造大型船の竣工による事業環境の変化が影響し、営業利益が想定を下回る62億4700万円(前年同期は264億2300万円の赤字)となった。
売上高は前年同期より870億円程度多い5789億円となり、営業損益、経常損益、最終損益がいずれも黒字を回復した。
コンテナ船セグメントは売上が23.3%増の3044億円となり、利益も210億円の赤字から90億円の黒字へと転換。不定期専用線セグメントでも15.2%の増収を確保しつつ、98億円の赤字から27億円の黒字へと126億円改善した。
通期は売上高1兆1400億円(前期比10.7%増)、営業利益130億円(前の期は460億円の赤字)、経常利益130億円(同523億円の赤字)、最終利益85億円(同1394億円の赤字)を見込む。
■2018年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 578,928 | 17.9% | |
営業利益 | 6,247 | - | 1.1% |
経常利益 | 11,146 | - | 1.9% |
当期利益 | 13,175 | - | 2.3% |