平河ヒューテック、フィリピン･マニラに新生産拠点

拠点・施設電線やケーブルなどを製造する平河ヒューテックは23日、フィリピン・マニラ近郊工業団地に、50億円投じて、延床面積3万平方メートルの新生産拠点を設立すると発表した。

自動車の先進運転支援システムなどの安全性を高める装備の搭載が拡大するなか、車載用ケーブルの需要は今後も拡大が見込まれ、ICT向けの機器用ケーブル市場、医療用特殊チューブ市場、エネルギー産業関連ケーブル市場、各種ワイヤリングハーネス市場でも、グローバル化の進展をともなって市場が拡大すると期待されている。

同社は、需要拡大に対応するためグループ生産能力の増強や最適化、グローバルな市場への対応能力の向上を目的に、フィリピンに車載用ケーブル、機器用ケーブル、医療用特殊チューブ、ワイヤリングハーネス、エネルギー産業関連ケーブルなどを生産する新拠点を建設し、日本、中国、北米で展開している各ビジネスを結びつけ、アジア・オセアニア市場への拡大を目指す中核拠点を構築する。