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JMU、越南汽船向け省エネ型バルク引渡し

2018年6月21日 (木)
空白

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は20日、津事業所(三重県津市)で建造していた越南汽船向け次世代省エネ型バルクキャリア「JUNO HORIZON」(ジュノホライズン)を引渡した。

同船は鉄鉱石・石炭の太平洋トレード用のケープサイズバルカーである載貨重量20万5000型船の後続船型で、載荷容量を増大させ、温室効果ガス(GHG)25%削減を目標に開発されたGシリーズのバルクキャリアとなっている。

最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型を開発、併せて、弊社独自の省エネデバイスである「スーパーストリームダクト」「サーフバルブ」「ALVフィン」の最適化により、従来船に比べ大幅な燃費削減を達成している。

GHG排出規制であるEEDIに対しては2020年以降の契約船に適用されるフェーズ2レベルを先取りして満足している。「レッジバウ」と呼ばれる船首形状のほか、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を高めた。

このほか、電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用により、燃費性能を向上、バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、NOx排出規則ティア2に適合するなど、さまざまな環境規制に対応している。

■概要
主要寸法:全長299.99メートル×幅50メートル×深さ25メートル×喫水18.43メートル
載貨重量:21万36トン
総トン数:10万7053トン
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C8.5 ディーゼル機関1基
航海速力:14ノット
定員:25人
船級:日本海事協会
船籍:日本