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三井E&S造船、6.6万トン型ばら積船引渡し

2018年10月10日 (水)

荷主三井E&S造船は10日、玉野艦船工場で建造していたニュー・チャンプ・シッピング社向け6万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ニューチャンプ」を3日に引き渡したと発表した。

同船は、環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の幅広浅喫水船型・6万6000重量トン型バルクキャリア「neo66BC」で、同船型18隻目の竣工となる。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとした多様なばら積み貨物に対応可能なほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送も対応可能としている。

大型化しつつも燃量消費量は従来型スープラマックスバルカーと同等以下となる新開発の省エネ船型を採用。幅広浅喫水とすることで、優れた配船自由度と輸送効率を実現している。平水中抵抗推進特性に加えて波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した新開発の船首尾形状を採用した。

主機関にはマルポールNOx排出規制(ティア2)を満たした電子制御エンジンを搭載し、幅広い出力域において低燃費を実現している。SOx排出規制強化に配慮し排出指定海域(ECA)内の航行に対応できる低硫黄燃料油専用のタンクを装備している。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):36メートル
深さ(型):18.45メートル
総トン数:3万8238トン
載貨重量トン数:6万6529メトリックトン
主機関:三井-MAN B&W 7S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:日本海事協会NK
船籍:リベリア
引渡日:2018年10月3日