日鉄物産、ささげ支援のメイキップに出資

ロジスティクス日鉄物産（東京都港区）は25日、アパレルECの「ささげ業務」を支援しているメイキップ（新宿区）に出資し、資本業務提携すると発表した。

この出資を機に、日鉄物産は繊維製品に関するノウハウや卸先の繊維業界で構築したネットワークとメイキップのサービスや技術を組み合わせ、「新たなサプライチェーンモデルを構築し、業界でのポジションを確立していく」としている。

衣料品をインターネット上で販売するためには、商品撮影、採寸、商品を説明する原稿作成のいわゆる「ささげ業務」を解決する必要があるものの、多くのアパレルECでは人手で作業する割合が少なくない。

こうした課題に対し、メイキップはECサイト上でオンラインフィッティングサービスを提供したり、AIを活用した効率的なささげ業務のノウハウを保有したりしていることから、衣料品の製造から物流までをカバーする日鉄物産はメイキップの技術を活用し、縫製現場、検品現場の管理レベル向上や業務の効率化を図ることができると判断した。