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栗林商船、市況悪化と悪天候で営業益74%減

2020年5月21日 (木)

財務・人事栗林商船が21日に発表した2020年3月期の連結決算は、北海道定期航路の貨物の減少や近海航路の市況悪化、台風などの悪天候の影響で輸送量が減少し、売上高459億9100万円(3.4%減)、営業利益4億3700万円(74.6%減)、経常利益6億8400万円(64.5%減)の減収減益で着地した。

北海道定期航路は、主要貨物の紙製品の生産が落ち込み、台風の影響で配船数も減少。建築資材などのスポット案件はあったものの、消費増税後の低調な荷動きが第4四半期にさらに悪化した。近海航路は、市況の悪化や中国経済の減速に加え、台風・悪天候の影響で寄港地で船混みや配船数の減少が発生したことから採算が悪化。海運事業の部門利益は前期から85.4%減少して2億300万円となった。

今期は新型コロナウイルスの影響を合理的に算出できないとして、業績予想の発表を見送った。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高45,991 [-3.4%]34,851 [-1.8%]23,440 [2.8%]11,716 [2%]
営業利益437 [-74.7%]586 [-49.2%]353 [-9.9%]-83 [ - ]
最終利益430 [-73.7%]479 [-54.9%]259 [-46.7%]50 [-59.3%]
売上高営業利益率1.0%1.7%1.5%-0.7%