日本アクセス、静岡地区に汎用大型物流センター開設

汎用大型物流センター機能を兼ね備えた日本アクセス静岡支店

フード日本アクセス（東京都品川区）はこのほど、静岡地区に汎用大型物流センターを併設する静岡支店を開設した。

静岡県中部・東部エリアで、得意先との取り組み強化や物流品質管理の向上を図るとともに、分散していたセンターを集約することで、スペースの有効活用と業務効率化につなげる。また、部門を越えた情報交換を進め、得意先の要望にスピーディに対応する。

静岡支店は静岡市葵区の用地9711.35平方メートル（事業用定期借地権契約）に開設。18億3000万円を投じ、延床面積1万3686.11平方メートルのドライ・チルド・フローズン3温度帯総合センターとして運用する。新東名高速道路新静岡インターチェンジに隣接した静岡市場の中心に位置し、得意先店舗や専用センターなど、商品納入先への立地バランスに優れる。

冷凍自動倉庫を導入することで、商品品質維持と保管能力向上を図るともに、仕分エリアをパーシャル庫としてフローズン商品の物流品質管理を徹底する。また、冷蔵・冷凍倉庫の温度をリモートコントロールし、商品の高品質管理を行い、デマンドコントロールによる省エネ設計で環境にも配慮。テストキッチンを設置することで、生鮮・デリカの提案強化を図る。

施設は自動倉庫とパーシャル庫を含め、常温庫が4620平方メートル、冷蔵庫3609.33平方メートル、冷凍庫2003.5平方メートル、事務所など3453.28平方メートルで構成する。取扱額は年間156億4000万円となる見込み。

■静岡支店の位置
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