調査・データJR貨物が17日に発表した1月の輸送動向によると、輸送量はコンテナが135.7万トン(前年同月比14.3%減)、車扱は84.1万トン(0.3%増)で、合計は219.8万トン(9.3%減)となった。
コンテナは、新型コロナウイルス感染症の第3波による需要低迷や、寒波による津軽線の不通などで全品目が減少。食料工業品は北海道・新潟地区発着の清涼飲料水や菓子類、東北発のビール類が大幅減で、農産品・青果物は北海道発本州向けの玉葱・ジャガイモなどが大きく減少した。化学工業品・化学薬品は製紙用・ペットボトル用の樹脂などが低調で、紙パルプは販売不振による生産調整の継続が影響した。
車扱は、外出自粛によりガソリン需要が低迷した一方、寒さにより灯油が堅調に推移した結果、微増となった。