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SBSHD、「未来ファンド」通じ柏市の運送会社買収

2021年3月30日 (火)

ロジスティクスSBSホールディングスは30日、日本政策投資銀行と共同で立ち上げた日本物流未来ファンド(日本物流未来投資事業有限責任組合)を通じ、千葉県柏市の低温輸送会社「創友」の全株式を取得した。同ファンドを通じた運送会社への投資は、昨年11月の案件に続く2例目。

創友は年商3億円規模の冷凍・チルド食品を中心とした一般貨物自動車運送事業者で、業歴は50年に近い。SBSHDは「同社の事業承継ニーズと、SBSグループの配送網拡充戦略が合致したことから合意に至った」と投資の動機を説明している。

SBSHDと政投銀は今後、創友の営業網拡充、収支・財務の改善、コンプライアンス体制の整備といったバリューアップ施策を実行し、投資先の競争力強化を図る。一定期間が経過した後はファンドを退出し、SBSグループに組み入れる方針。

SBSHD、中小の輸送力取り込みへ初投資案件