国交省、海コン不足打開へ業界団体からヒアリング

ロジスティクス国土交通省、農林水産省、経済産業省は23日、コンテナ不足問題で関係者間の連携を図るための情報共有会合を開く。関係者間で現在の状況や取り組み内容を共有し、コンテナ不足に対して認識の共通化を図ることで対応を促す。

新型コロナウイルスの流行拡大に伴う世界的なロックダウンが広がったことを背景に、国際貿易は一時的に縮小した後、急速に輸送需要が回復。これにより海外主要港で滞船や実入りコンテナの搬出、空コンテナの返却の遅れから、世界的に海上コンテナの輸送力、空コンテナの不足によって需給がひっ迫している。

このままの状況が続くとその影響が長期化する懸念も出てきていることから、荷主、船社、物流事業者などの関係団体を呼び、現在の状況や対策状況を共有することにした。

国交省では「日本発着の国際海上コンテナ輸送の需給のひっ迫状況の改善」に向け、2月5日付で荷主、船社、物流事業者などの関係団体にコンテナの効率的な利用や輸送スペースの確保を求める協力要請文書を送っている。