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鈴与、内航コンテナ船寄港地に八戸港を追加

2021年5月6日 (木)

▲八戸港

国内鈴与は6日、内航コンテナ船を活用して輸送サービスを拡充する取り組みの一環として、青森県の八戸港を定期寄港地に加えたと発表した。

寄港地は東廻り航路が「清水-市原-大船渡-八戸-苫小牧-函館」、西廻り航路が「市原-清水-大分-徳山」となる。清水港と市原港で東西航路に接続できる。

同社の内航輸送サービスは、一般貨物のほかに引火性液体・毒劇物・高圧ガスといった危険物、廃プラスチックなどの再生資源、有臭品などの輸送に対応。清水港・市原港にある危険物の保管施設や、積替保管に関する規制緩和措置を活用して貨物の一時保管が可能になっており、荷主は希望のタイミングに合わせて輸送できる利点がある。

内航海運を利用した海陸一貫輸送で、新たに開発したサイドオープンコンテナを導入。これまで車両後方にあった開口部を側面に設けることで、作業性を大幅に改善、作業機械・設備も一般的なものを利用できる。

同社は「海上コンテナ輸送は、CO2排出量の抑制、貨物の飛散・散逸防止などによる環境負荷の低減を実現できるとともに、長距離輸送ドライバーの負荷軽減や、災害時に備えた輸送ルートの分散手段として活用が可能」としている。

▲サイドオープンコンテナ