日立物流、学生eスポーツ協会の公式パートナーに

国内日本学生esports（eスポーツ）協会は3日、日立物流が同協会のオフィシャルパートナーになったと発表した。「eスポーツ」はスポーツ競技としてのコンピューターゲームの呼称で、日立物流は発表に際して「若者を中心とするeスポーツプレイヤーに寄り添いながら、ともに新たな取り組みを進める」とコメントしている。

日本学生esports協会は昨年2月に発足。eスポーツ大会の運営やeスポーツチームの認証活動などを行っており、これまでに全国の330以上の団体を認証・公認している。

物流企業がeスポーツを協賛する事例は珍しく、日立物流は「デジタルトランスフォーメーション（DX）を進めて物流を新領域に導くという会社の方針があり、そういう意味でデジタルな世界とeスポーツの親和性が高いという点に着目した。日立物流はフィジカルな会社だが、DXに挑んでいくうえで、少しでもデジタルなイメージに近づけたいと考えた」と、協賛に至った背景を説明。

また「テレビを見ない若い世代でも、ゲームはプレーする。物流業界は人手不足が慢性化しており、日立物流の社名は覚えてもらえなかったとしても、こうした若い世代に物流をアピールしていければ」とも話した。