コマツがAGV初導入、スウェーデン子会社工場に

▲自動けん引組立ラインのAGV（出所：コマツ）

拠点・施設コマツは18日、林業機械の製造販売を行う100％子会社のコマツフォレスト（スウェーデン）が新工場を完成し、生産を開始したと発表した。スウェーデン国内のウメオ市などに点在していた複数の生産工場を集約することで、より効率的な生産体制を確立する。

同工場では生産工程や物流の最適化を図るとともに、コマツグループでは初めて、無人搬送車（AGV）を活用した「自動けん引組立ライン」を導入。従来の工場に比べて生産性が30％向上したという。

同工場は1.9万平方メートルの太陽光パネルの設置し、地熱による暖房設備を導入するなどして電力使用量を大幅に削減し、コマツの生産拠点では初めてカーボンニュートラル化を実現した。投資総額は100億円。