航空輸送統計7月、国際貨物が前年比6割増と好調

調査・データ国土交通省が9月30日に公表した航空輸送統計速報によると、ことし7月の国際航空輸送は15万3951トンで前年同月比60.1％増となった。ことし4月以降は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年を上回る15万トン前後で推移している。トンキロベースでは9億100万トンキロで同65.6％増だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復が顕著であることが、数字からも読み取れる。

国内貨物輸送量は、4万2261トンで同6.0％増。トンキロベースでは4726万トンキロで同9.1％増だった。

欧米や中国など国際貨物の取引先となる各国は、コロナ禍による経済混乱から早期に脱却し、景気回復が顕著になっている。国内の景気もようやく右肩上がりになってきており、今回の統計からもこうした状況がうかがえる。