ロジスティクス丸八倉庫が11日発表した、2021年11月期第3四半期累計(20年12月から21年8月)連結決算は、売上高が前年同期比1.5%減の36億3000万円、営業利益が同5.6%減の5億6400万円、経常利益が同5.0%減の5億6700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同2.8%減の3億8600万円で減収減益だった。21年11月期通期の連結業績予想は据え置いた。
主力の物流事業で、荷動きが低調で保管料収入などが減少。人手不足などに伴うコスト上昇や競争の激化も収益を押し下げる要因となった。しかしながら、既存倉庫の稼働率は安定的かつ高い水準にて推移。
各種経費の削減など営業収益の確保に努めたほか、きめ細かなサービスを提供し既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に取り組んだ。埼玉県所沢市の新規倉庫竣工や千葉県八街市の新規倉庫着工により、将来の収益増強に向けた事業基盤も構築できつつあることから、通期見通しは修正しなかった。