M&A三菱電機(東京都千代田区)は15日、100%子会社のMitsubishi Electric Hydronics & IT Cooling Systems S.p.A.(MEHITS)を通じ、オランダの空調販売・工事・保守会社であるAPACグループとCOMPACグループの全株式を7月13日に取得し、完全子会社化したと発表した。
欧州で拡大が見込まれるデータセンター向け冷却システム需要に対応し、機器販売から据付工事、保守までを一体で提供する体制を強化する。
欧州では、従来のデータセンター主要集積地に加え、北欧や南欧でもデータセンターの建設が進んでおり、冷却システムの需要が増加している。データセンター事業者などからは、機器の据付工事だけでなく、保守を含めたサービスへの要望も高まっているという。
APACグループは、データセンターのサーバールーム内冷却システムの設計、販売、据付工事、保守サービスを手掛ける。1987年設立で、2026年5月末時点の従業員数は55人。
COMPACグループは、工場やオフィス、商業施設向けアプライド空調システムの販売、据付工事、保守を手掛ける。2014年設立で、従業員数は16人。両グループとも、オランダ王国ユトレヒト州に拠点を置く。
三菱電機は、自社の製品ラインアップと両グループの工事・保守能力を組み合わせ、機器販売から据付工事、運用・保守までのワンストップサービス体制を強化する。これにより、欧州におけるデータセンター向け冷却システム事業の拡大を図る。
今後は、冷却システムに加え、電源システムや設備監視、セキュリティーなどのユーティリティー設備を含むデータセンター向けソリューションの提供も目指す。
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