国内クロスマート(東京都中央区)は10月29日、愛媛県地盤の伊予銀行と業務提携したと発表した。食品流通のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するクロスマートは、受発注プラットフォーム「クロスオーダー」を通じて、愛媛県内の卸売業者の業務効率化や生産性向上を支援する。
クロスマートは、「新たな価値を生み出す、食のマーケットプレイスをつくる」とのビジョンを掲げ、食品流通におけるDX化を推進。飲食店と卸売業者をつなぐ受発注プラットフォーム「クロスオーダー」は、これまで電話やファクスが主流だった受発注業務をスマートフォン上のモバイルメッセンジャーアプリケーション「LINE」(ライン)の画面で操作することで、業務効率化を実現する。
新型コロナウイルス感染拡大を契機とした業務のDX化ニーズの高まりを受けて、サービス提供先は開始から1年半で全国100社を突破したほか、飲食店の利用も急速に拡大している。クロスマートは、今後も全国の金融機関との提携により、卸売業者の支援サービス体制を強化していく。