トモズ、LINEによる処方薬配送の実証実験を開始

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メディカルドラッグストアを展開するトモズ（東京都文京区）は1日、LINE（ライン）のチャットボットを利用し、医療機関受診後に薬局に立ち寄らずに処方薬を自宅まで配送するサービスの実証実験を開始した。親会社の住友商事とともに、2月1日から半年間の予定で実施する。

実証実験の対象となるのは、東京都中央区の「トモズ晴海トリトン店」。利用者は、LINEでトモズのオンライン服薬指導を予約し、診療を受けた病院に処方箋をトモズ晴海トリトン店にファクス送信するよう伝えると、電話で処方薬の服薬指導を受けることができ、処方薬を自宅で受け取ることも可能となる。

今回の実証実験では、トモズ晴海トリトン店から3.5キロ以内であれば、300円の配送料金で当日配送を選択可能。当日配送には、セルート（東京都新宿区）が提供する当日配送サービス「DIAq」（ダイヤク）を利用する。その他のエリアは、100円の配送料金で翌日・翌々日の配送を受け付け、ヤマト運輸の宅配サービスを利用する。

トモズは今後、少数店舗で実証実験を展開して利用者のニーズと店舗のオペレーションを確認するとともに、新型コロナウイルス禍で時限的・特例的に設けられている関連規制の動向を把握しながら、サービス化に向けた詳細を詰めていく。