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「ロジザード物流ロボットセミナー」報告/第8回

2022年6月17日 (金)

話題ロジザードが5月24日、LOGISTICS TODAY(東京都新宿区)と共同で開催したオンラインセミナー「ロジザード物流ロボットセミナー2022」の迫真レポート。第8回からは、視聴者からの鋭い質問に対して登壇者が持論を繰り広げていきます。

第1回から読む

<LOGISTICS TODAYの赤澤裕介編集長>
実は今回のイベントに先立ちまして、皆様からたくさんの質問もお寄せいただいております。その結果を私の方で整理しましたところ、いくつかの問いに集中している結果になりました。その中で実は一番多かったのが、物流のロボットを巡っての最新動向を知りたいというご要望です。28%もいらっしゃいました。関心の高さがわかるかなと思っております。ギークプラス加藤社長、ロボットを提供する側として物流のロボットは今何ができて、向こう数年の間にどういうことができるようになっていくのか、メーカーの立場から伺えればと思います。

物流ロボットも「何でもできます」から「これができます」の時代に

<ギークプラスの加藤大和社長>
最近の動向としては、いろんなものが出てきています。ギークプラス単体からも、とにかく毎週毎月の勢いで新しい製品、新しい機能がリリースされて、我々日本法人サイドでは日本に合ったものを、どんどん日本の市場に提供していこうという形です。当然他社さんでもいろんな商品が出てきている。それらは我々にとって、当然コンペティターともいえます。でも例えば同じ切るっていう作業で、カッターもあればハサミもノコギリもメスも、いろんな種類の切る道具がありますよね。物流の現場はそういったいろんな道具を組み合わせて、お客様の要望を叶えたり、何かを成し遂げていく。end-to-endで初めから終わりまでを設計デザインして回していく中で、いろんな道具が介在してくるんです。

棚搬送もあれば、他にもいろんな種類があって、さらにRFIDが組み込まれたり、梱包機だったり、その周辺の機器もどんどん増えてきています。それらを束ねていくと、物流の生産性が上がる、あるいは専門性が出てくるんです。

例えば、このシェアセンターはこれに特化していて、こっちのシェアセンターはこれに特化しているといった特徴が出てくるので、尖れば尖るほど、そこの尖ったところにマッチするお客様の満足度は高くなっていきます。私も3PLの方にいたのでわかるんですけども、「何でもできます」というよりは、「これがすごくできます」といった方がウケる時代が来るんじゃないかなと思っています。

<赤澤氏>
なるほど、遠い未来の話じゃないですよね。数年先にはそういう未来が見えてくると。

<ロジザードの金澤茂則社長>
倉庫が工場化する、みたいなイメージですかね。

<ギークプラス加藤氏>
そうです。それを組み合わせることによって、完成するものがいかにも変わってくるわけです。

<赤澤氏>
なるほど。もう数年先にはこういう未来が見えているということで、ワクワクするようなお話ですね。今のお話を受けて連携先のWMS(倉庫管理システム)としては金澤社長、いかがでしょうか。

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