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「ロジザード物流ロボットセミナー」報告/第12回

2022年6月20日 (月)

話題ロジザードが5月24日、LOGISTICS TODAY(東京都新宿区)と共同で開催したオンラインセミナー「ロジザード物流ロボットセミナー2022」の迫真レポート。第12回(最終回)は、「もしもロボットを導入しなかったら」との仮説から、物流の未来を語り合います。

第1回から読む

<LOGISTICS TODAYの赤澤裕介編集長>
ありがとうございます。非常に様々なテーマについてお話伺っておりますけれども、大きく4つのことについて伺ってきました。物流の未来をキーワードに、DX(デジタルトランスフォーメーション)を絡めたり、ロボットを導入することによってどういう物流の未来図が描けるのかを伺ってきました。ここまでの話を通して視聴者の皆様も、ロボット導入すればどうなるのか、あるいはどういうことを考えて導入すればいいのかが、実例の中で見えてきたのじゃないかなと思います。

最後の話題に入りますが、今度は逆にロボットを導入しなければ、物流の未来はどうなるのか。あるいはその会社はどうなるのか。いろんな前提条件があると思いますが、それはなぜなのかという理由も含めて、これはお立場上、既に導入されている三菱倉庫さんは答えにくいかと思いますので、ロジザードとギークプラスのお二方に詳しく伺いたいと思います。ロボットを導入しなければどうなるのか、その会社がどうなるのか、あるいは物流業界はどうなるのか。ギークプラス加藤社長、いかがでしょうか。

ロボットを導入していない企業は「コンペにさえ呼ばれなくなる」

<ギークプラスの加藤大和社長>
導入しないとコンペに呼ばれなくなりますね。書類審査で落ちてしまうようになります。危機感持っているのは、営業のフロント。ことごとくコンペに呼ばれない、呼ばれても一次審査で落ちているよと。その理由がロボットを導入していないから。

<赤澤氏>
結構生々しいですね。

<ギークプラス加藤氏>
生々しいです。選ぶ方も真剣にコンペを開いていて、自分の大事な足回りを預けるわけですから、先進的なものがあれば取り組んで、吟味して、良い悪いの判断を次々にやっていく企業の方が魅力的ですよね。なので、そういったプロセスができる会社なのかどうかが、問われると思います。現状維持は停滞にしかならないので、会社のスタンスが大きく出てどっちの方向に行くのか行かないのかという成長の差は、導入するしないで出てくると思います。

あと導入をしない判断をされるのであれば、そこを特化していくといいますか。導入する企業にはない、良さをしっかり持って、それを研ぎ澄ましていくことが重要で、それはそれで新たな発展があるのかもしれません。何か自分たちのスタンスやコンセプトをしっかり持って進んでいく。でも止まっちゃ駄目。導入しないんだったらしないで、進んでいかなきゃ。

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