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東海運2Q決算、国内外で業績伸び営業利益32%増

2022年10月31日 (月)

財務・人事東海運が10月31日発表した2023年3月期の第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比12.0%増の211億5100万円、営業利益が32.3%増の3億8500万円、最終利益が8.5%減の3億7800万円で増収減益だった。新型コロナウイルス禍からの社会経済活動回復に伴い、海上コンテナや国内貨物の取扱量が増えて営業収益を押し上げた。

物流事業は、台風の影響による取扱隻数の減少があったものの、積載数量は増加したため海上コンテナの取扱量は増加。一方で、エネルギー価格上昇による動力コスト増加や、トランステナー入替工事による他社施設使用に伴う費用負担が響いた。

ロシア・中央アジア関連貨物については、新型コロナやウクライナ情勢の影響で、ロシア向けの生産関連貨物や消費財関連貨物の取扱量は引き続き減少。一方で、中央アジア向けの自動車関連貨物や新規輸送案件の取扱量が伸長したほか、為替影響による運賃高騰も収益向上に寄与した。

国内貨物については、住宅投資が低調に推移したことなどにより、外壁材や鉄鋼製品をはじめとする建材関連貨物の荷動きが弱まった。陸上輸送は取扱量が減少したものの、カーフェリー輸送が堅調に推移したことで取扱量は膨らんだ。

通期業績予想は前回発表時を据え置き、売上高が397億9000万円、営業利益が4億1500万円、最終利益が3億2500万円としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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