脱炭素へ世界初EVタンカーがJクレ制度登録、丸紅

▲EVタンカー「あさひ」（出所：丸紅）

認証・表彰丸紅はこのほど、旭タンカーと共同で進めている、世界初のピュアバッテリー電気推進タンカー（EVタンカー）「あさひ」を活用した温室効果ガス排出削減の取り組みについて、J-クレジット制度認証委員会で承認・登録されたと発表した。

発表によると、丸紅は2022年10月から「あさひ」を船舶向け燃料輸送船として用船し、京浜港湾内の船舶燃料販売に活用。動力源を従来の重油から大容量リチウムイオン電池に切り替えるとともに、電力供給にも再生可能エネルギーを使用し、運航に関わるCO2やNOx（窒素酸化物）などのゼロエミッション化に成功している。

近年、海運業界全体で脱炭素化に向けた取り組みが進むなか、丸紅は船舶の代替燃料を検討していた。今後も旭タンカーと協業し、温室効果ガス（GHG）排出量の削減に貢献するとしている。

同制度は、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるGHGなどの排出削減量や、適切な森林管理によるGHGの吸収量を「クレジット」として国が認証するもの。

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LOGISTICS TODAY編集部
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