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エーアイテイー1Q、運賃下落と物量減で減収減益

2023年7月12日 (水)

財務・人事エーアイテイーが12日発表した2024年2月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比23.6%減の132億1800万円、営業利益が同11.8%減の11億5200万円、経常利益が3.2%減の11億6300万円、最終利益が5.4%減の7億6600万円と減収減益だった。

(イメージ)

前年同期との比較ではコンテナ輸送の需給バランスも正常化し、海上輸送の運賃水準が下落するなか、輸入者の重荷となっていた物流コストは低減したが、円安の環境下で在庫調整やコロナ需要の一巡などもあり、輸入貨物の荷動きは弱まった。海上輸送の取り扱い輸入コンテナは5.1%減の5万7996TEU、輸出入合計では5.8%減の6万1583TEUと前年同期を下回った。

以上のことから、国内の売上高は運賃水準の下落と物量減で23.5%減、利益は売上総利益率の改善効果とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などで人件費や事業活動における費用の抑制に努めて16.9%減とし、売上高よりも減少率は縮小させた。

中国では1月から2月かけて貨物の取扱量が大きく減少し、中国国内での輸送関連の収益機会も減少。この結果、売上高は21.6%減となったが、売上総利益率の改善と収益性向上への取り組みが奏功し、セグメント利益は2.1倍となった。

24年2月期の通期業績は、売上高が0.8%増の700億円、営業利益が0.2%増の53億円、経常利益が0.3%増の56億2000万円、最終利益は0.4%増の37億円の増収増益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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