楽天などの基準対応の従量制配送サービスを開始

サービス・商品電子商取引（EC）の戦略コンサルティングなどを手がける「いつも」（東京都千代田区）は25日、楽天やYahoo!などの大手モールの配送基準への対応が可能になるEC事業者向けの物流サービス「いつロジ」を開始したと発表した。モールの配送基準をクリアすることで「優良配送ラベル」などの取得が可能になり、検索順位の向上や売上アップが期待できる。

▲いつロジの概要（クリックで拡大、出所：いつも）

物流2024年問題で、配送の効率化が求められるなか、EC業界では消費者からの「翌日配送」への強い要望を受けて、EC事業者に対し土日受付や翌日発送を求める流れは変わらない。消費者の「もっと早く、もっと便利に」といったニーズに応えるために、土日対応やほぼ毎日の出荷、翌日受け取りなどの高い独自の配送基準を設けて、基準をクリアした事業者には認定ラベルを与えるという取り組みもあり、Yahoo!は「優良配送ラベル」、楽天は「最強配送ラベル」として認定している。

しかし、中小のEC事業者にとって配送基準のハードルは高く、ラベル取得は容易ではない。

このため、同社は店舗の規模を問わず、配送ラベルの高い水準の配送が実現できるアウトソーシングサービスとして「いつロジ」を開発した。このサービスを利用すれば、年間約360日「平日15時、土日祝日13時まで」の注文を当日発送で受けられ、購入者の「日時指定」にも対応できる。また、ラッピングやメッセージカードの同梱、オリジナル資材などにもオプションで対応する。

利用開始時の初期費用は無料で、利用開始後は完全従量課金の料金体系で利用できる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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