日産、ルノー車の輸入販売会社を設立

荷主日産自動車は28日、ルノー車の輸入販売を行う新会社「ルノー・ジャポン」（横浜市西区）を4月2日付で設立すると発表した。

新会社には、日産トレーデイングが行っているルノー事業部門（ルノー・ジャポン）の事業をそのまま移管する。

日本でのルノー車の輸入販売事業は、日産トレーデイングが2006年にルノーから事業を引き継ぎ、ルノー・ジャポンとしてビジネスの合理化に取り組み、効率化を進めてきた。

その結果、10年からルノー車の販売台数は増加に転じているが、さらなる体制強化を進めるため、ルノー・ジャポンを日産自動車の子会社として独立させることにしたもの。

今後さらにルノー車の販売台数を伸ばしていくためには「日産自動車の販売戦略とのアライアンスシナジーを強化するとともに、販売戦略での意思決定を早く遂行できる組織体制が必要」と判断した。