ヒガシ21、倉庫好調も運送は人件費増で減益

調査・データヒガシトゥエンティワン（ヒガシ21）が26日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比12.3％増の110億4000万円、営業利益が同8.8％減の5億3600万円、最終利益が18.3％減の3億200万円と増収減益だった。

大手EC（電子商取引）向け業務の神戸西ロジスティクスセンターの開設、新貨幣対応の精密機器の配送・設置業務や大手インフラ会社向け資材販売の取扱物量が増加したことで増収となったが、ことし6月にネオコンピタンス買収による取得関連費用の支払いや、大手EC向けの大型新倉庫立ち上げのための一時費用などにより減益となった。

運送事業では、売上高が4.2％増の58億8300万円、営業利益が2.5％減の6億5800万円と増収減益。新貨幣対応の精密機器配送・設置業務や大手EC向けの配送業務により売上が増加したものの、ITサポート事業の前年特需の反動や事業拡大に向けた人件費などの増加により減益となった。

倉庫事業は、売上高が32.3％増の32億4800万円、営業利益が10.2％増の2億8600万円。大手EC向け業務の倉庫開設により増収増益となった。

通期業績予想は、売上高が前年比4.6％増の425億円、営業利益が11.9％増の24億5000万円、最終利益が8.8％増の16億4000万円と増収増益を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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