サービス・商品精密測定機器および試験機器の卸売り・小売りを手掛けるタイムテクノロジージャパン(東京都豊島区)は5日、空間物流ロボット開発メーカー「STON」(ストン、中国常州市)の日本代理店サービスの提供を開始したことを発表した。
2010年に設立したSTONは、独自の高出力分散制御システムを組み込んだ高性能の空間搬送ロボットや、貨物の自動積み込みローディングロボットを提供するハイテク企業。米ゼネラル・モーターズ(GM)の一次サプライヤーとして、自動車パワートレイン加工自動化分野などで実績があるという。

▲空間搬送ロボット(出所:タイムテクノロジージャパン)
空間搬送ロボットとは、仕分けロボットにCNC工作機械・駆動技術、フォークリフト技術を組み合わせ、さらに小型化されたハイパワーキャビネットレス制御システムにより、効率的な空中仕分けのスマート倉庫を実現するもの。一般的な倉庫管理を上空に移し、地上の制約から脱却する先進的なシステムだとしている。
貨物自動積み込みローディングロボットとは、地面上の台車の位置に応じ、幅・奥行き・高さ方向に自在に可変変形な適応型キャリッジ積載ロボット。市場のほとんどの車両に対応することが可能だという。
導入のメリットには、短工期で立体的な倉庫に改修可能(高さ3-13メートルまでの倉庫に対応)、建設コストの低減(通常のフォークリフト倉庫の5分の1-3分の1)、通常倉庫の3倍以上の保管能力、パワフルなパフォーマンス(最大荷重10トン、最大移動速度分速18メートル・X軸)、人件費の大幅な削減などを挙げている。