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日本トランスシティ1Q、総合物流全体で減収増益

2024年8月8日 (木)

財務・人事日本トランスシティが8日に発表した2025年3月期第1四半期決算は、売り上げ高が前年同期比4.1%減の302億8200万円、営業利益が同6.0%増の18億7800万円、最終利益が同11.7%増の16億3400万円となった。

総合物流事業全体の売り上げ高は前年同期比4.3%減の297億4200万円、セグメント利益(営業利益)は同7.6%増の17億4100円となった。

このうち倉庫業は、期中貨物入出庫トン数が同6.1%増の224万トンとなり、保管貨物回転率は68.7%(年59.5%)と上昇したため、期中平均保管残高は同8.2%減の54万3000トンとなった。売り上げ高は同15.4%増の128億1000円を計上している。

港湾運送業は、四日市港における完成自動車の取り扱い量は前年同期に比べ増加したものの、石炭・オイルコークス、バイオマス燃料の取り扱い量が減少し、海上コンテナの取り扱い量についても同0.7%減のおよそ4万8000本(20フィート換算)となった。売り上げ高は同6.6%減の51億2100万円を計上している。

陸上運送業は、主力のトラック輸送の取り扱い量が同4.1%減の149万5000トン、鉄道輸送の取り扱い量は同5.7%減の3万4000トンとなった一方、バルクコンテナ輸送の取り扱い量は同4.9%増の5万5000トンとなった。売り上げ高は同6.3%増の48億3100万円を計上している。

国際複合輸送業では、航空輸送における取り扱い量は同27.2%減の313トンとなり、海上輸送における取り扱い量は同22.1%増の48万6000トン、海外現地法人における海上コンテナの取り扱い量は6.4%増の2万8000TEUと増加、一方で海上運賃正常化の影響を受けた。売り上げ高は同31.1%減の65億6400万円を計上している。

その他部門では、場内作業の取り扱い量が増加、売り上げ高は同0.1%増の4億1500円を計上している。

ゴルフ場事業は入場者数が前年同期に比べ減少したが、自動車整備業における車検取り扱い台数および建設業における完成工事件数は前年同期に比べ増加。売り上げ高は同7.3%増の5億4000万円でセグメント利益(営業利益)は同45.3%減の1億4100万円となった。

通期の業績予想は営業収益は1.2%増の1240億円、営業利益は5.7%増の66億円、最終利益は14.4%増の53億円としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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