ロジスティクス商船三井は18日、海運の脱炭素化を推進するシンガポールの非営利団体グローバル・センター・フォー・マリタイム(GCMD)と、ヤラ・クリーン・アンモニア(YCA)と共にアンモニアを船から船へ移送するShip-To-Ship(シップトゥーシップ、STS)実証実験に成功したと発表した。
今回の実証実験は、アンモニアの生産量が多く将来的にアンモニア燃料供給ハブとして期待されるオーストラリアのピルバラ地域のダンピア港沖において、同社のLPG・アンモニア輸送船グリーンパイオニアと、ナビゲーターガス社が保有するLPG・アンモニア輸送船ナビゲーターグローバルの間で2度にわたり、4000立方メートルのアンモニアを移送した。

▲グリーンパイオニア(右)とナビゲーターグローバル(左)(出所:商船三井)
実験に先立ち、グリーンパイオニアの用船者であり、実証実験で使用するアンモニアの提供を行ったYCAなどと共に、GCMDのインパクトパートナーとして、同社海技員が船上から技術的な指導を行ったことに加えて、一連のSTSを安全に実施するために、GCMDとYCAに加えて、コンサルタント、STSサービスプロバイダー、港湾当局、オーストラリア政府機関と協議を行い実験を成功させた。
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