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ロジスティクストランスコスモスは16日、米国ECアウトソーシング大手のPFSウェブ社（テキサス州）が実施する第三者割当増資を引き受けると発表した。株式取得後の保有割合は19.99％となる。
株式は1株4.57米ドルで取得し、PFSウェブ社を持分法適用会社化するとともに、ECアウトソーシング事業で業務提携することにも合意した。
これにより、トランスコスモスは欧米のECアウトソーシング事業に本格参入し、日系企業の欧米EC進出を支援していく。また、PFSウェブ社の顧客企業向けに、日本市場でのEC事業展開も支援する。
PFSウェブ社はアメリカ、カナダ、欧州（ベルギー）、フィリピンに運用拠点をもつECアウトソーシング企業で、欧米市場向けエンド・トゥ・エンドのECアウトソーシング企業として、商品入出荷管理を行う自社保有倉庫でのフルフィルメントや、コールセンター・カスタマーサポート、決済処理などのバックオフィス運用、グローバル標準のECプラットフォーム、オーダーマネジメントによるシステムインテグレーション、Webプロモーション――など、トータルサービスを提供している。
PFSウェブ社は、保有する倉庫・配送センターを含めて米国、カナダ、ベルギー、フィリピンに展開する拠点の総稼動面積が19.3万平方メートルに上り、東京ドームにして4.1個分に相当する。
今回の資本・業務提携で、新たに欧米市場でEC事業の展開支援を開始することにより、日本、中国、韓国を含む10か国言語でEC進出支援サービスを提供できるようになった。また、PFSウェブ社は、商品入荷からピッキング・出荷・返品、ギフト包装までを行うフルフィルメントセンターを6拠点展開しているため、トランスコスモスはこれまで倉庫会社とのアライアンスで提供していたフルフィルメント業務をワンストップで提供できるようになる。
