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三井倉庫HD、航空貨物輸送増加などで上方修正

2024年11月8日 (金)

財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は8日、2025年3月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高を前回予想から50億円増の2800億円に、営業利益を同25億円増の180億円に、経常利益を29億円増の177億円、最終利益を13億円増の100億円にそれぞれ引き上げる。

航空貨物輸送の取り扱いや九州地区の半導体取り扱いが増加したことに合わせ、収受料金の適正化や原価低減、為替の影響などが業績を押し上げた。また、不動産事業のリーシングも好調で、前回予想を上回る見込みとなった。

同日発表した25年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比5.2%増の1386億7200万円、営業利益が同20.1%減の94億5900万円、最終利益が18.6%減の58億4700万円と増収減益だった

主力の物流事業は、売上高が6.7%増の1361億6900万円、営業利益は0.5%減の111億6600万円。前期より発生していた企業の原材料・部品などの在庫調整局面は一服し、国際輸送の荷動きは横ばいに推移。海運市況は当面運賃市況は軟化したものの、紅海情勢やパナマ運河の通行制限の影響により前年同期比高水準で推移している。

関東地区のハイファッション物流、九州地区の半導体物流、関西地区のEC(電子商取引)物流が好調に推移し、取り扱いは増加。航空貨物輸送では船落ちによる緊急輸送が発生したものの、仕入れ運賃の上昇により運賃差益が縮小し、前年同期からは減少した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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