
▲MOUNT YOTEI(出所:JMU)
ロジスティクスジャパン マリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は5日、三重県津市の津事業所で建造していたバルクキャリア「MOUNT YOTEI(マウント ヨウテイ)」をMI-DAS LINE S.A.(ミダスラインエスエー)に引き渡したと発表した。本船は鉄鉱石や石炭の輸送を目的としたケープサイズバルカーで、省エネ技術を取り入れた新設計のN211BC型の2番船となる。
MOUNT YOTEIは、全長299.99メートル、幅50メートル、深さ25メートル、載貨重量21万1928トンの大型バルクキャリア。環境規制に対応するため、エネルギー効率設計指標(EEDI)PhaseIIIレベルの基準を先取りし、NOx排出規制TierIIIやSOx排出規制に適合した設計が施されている。また、JMU独自の省エネデバイスである「Super Stream Duct」「SURF-BULB」「ALV-Fin」を最適化し、燃費削減を実現した。
本船には、SOxスクラバーを標準搭載し、大気汚染の抑制を図る。さらに、LEADGE-Bow形状の船首と低風圧居住区を採用し、実海域性能を向上。従来のGシリーズ209BCと比較して輸送効率を向上させ、環境負荷の低減を実現している。
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