環境・CSRパナマ運河庁は3月25日、2050年までにネット・ゼロ・エミッションを達成するという公約に向け、炭素排出量の少ない船舶のみを対象とした特別枠、「ネットゼロスロット」を開設すると発表した。
ネットゼロスロットの資格を持つ船舶は指定された週の中でトランジット日を選択できることや、24時間の時間が保証されること、ジャストインタイム (JIT) サービスが提供されるなどのメリットを受けることができる。
この施策は脱炭素化を進める顧客にインセンティブを与える戦略として、10月5日より特定の低炭素排出要件を満たすネオパナマックス船を対象に、週1回のネットゼロスロットの第1フェーズを実施。このフェーズでは、燃料の製造から使用までの全過程での炭素排出量が一定基準以下の燃料を使用し、二種類の燃料を切り替えて運航できるエンジンを搭載した船舶が対象となる。
なお第2フェーズの仕様は2026年に発表される予定。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com