M&A米フェデックスと業務AIプラットフォーム「ServiceNow」を運営するサービスナウ(米国)は5日、AI(人工知能)を活用したサプライチェーン管理分野で戦略提携を拡大すると発表した。フェデックスの物流データ基盤「FedEx Dataworks」の輸送データや分析機能を、ServiceNowの調達・業務ワークフローへ統合し、調達、例外対応、需給管理などを自動化する。物流可視化にとどまらず、輸送遅延や供給異常を起点にAIが業務判断を支援する「次世代SCM基盤」構築を狙う。
両社は今回、ServiceNowの調達管理領域「Source-to-Pay(S2P)」へ、FedEx Dataworksが持つ物流インテリジェンスを直接組み込む。フェデックスによると、同社のグローバル輸送ネットワークでは1日2ペタバイト超のデータが生成されており、輸送状況や遅延情報、サプライヤー関連データなどをリアルタイムで分析できるという。
新ソリューションでは、輸送遅延や物流異常を検知すると、自動的に業務ワークフローを起動。調達部門やSCM担当者へ対応を促し、供給リスクや納期影響を事前に把握できる仕組みを構築する。従来のSCMでは「何が起きているか」「どこにあるか」を把握する可視化が中心だったが、両社は「次に何が起きるか」を予測し、先回り型対応へ移行する構想を打ち出した。
提供機能は主に3領域。サプライヤー分析を行う「Supplier Insights」、取引開始前の供給企業評価を自動化する「Supplier Visibility」、導入後の実績や業界ベンチマーク分析を行う「Success Indicators」を展開する。ServiceNow上で物流データを直接活用できるため、複数システムを横断して情報確認する必要を減らし、調達判断迅速化につなげるとしている。
FedEx Dataworksは、フェデックスが輸送会社からデータ・インテリジェンス企業への転換を進める中核事業として展開している。実物流データと分析機能を組み合わせ、サプライチェーン全体の意思決定支援へ活用範囲を広げている。一方、ServiceNowは、企業内の基幹システムやクラウドサービス、AIエージェントを横断管理する「AI control tower」を掲げ、業務自動化基盤としての展開を強化している。
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