ゼロ、走行分ポイント還元のマイカー輸送支持拡大

ロジスティクスゼロは23日、企業の人事異動に伴う引っ越しにおけるマイカー輸送で、走行距離に応じた燃料代相当分をポイントで還元するサービスを2024年1月から提供していると発表した。

走行距離をもとに算出した燃料使用量と全国平均の燃料価格単価から還元ポイントを計算する。走行距離は預かり時と届け時の積算走行距離計の記録から算出し、これを基準燃費で割って使用燃料量を計算。資源エネルギー庁発表の全国平均燃料価格を掛けて還元ポイントを決定する。従来は想定消費燃料分を給油して精算していたが、新サービスでは10種類以上の交換先から1円単位で還元を受けられる。

（出所：ゼロ）

マイカー輸送は、専門ドライバーが直接運転する自走員方式と、キャリアカーに積載して運ぶ2通りで対応する。基準燃費は8キロにつき1リットルで算出。昨年1月からは独自開発の輸送管理システム「moℓa」（モーラ）を導入し、自走員がモバイル端末に入力したデータを自動処理することで、ポイント付与の精度と業務効率を高めた。SMSで顧客にポイント付与を通知する仕組みも整えている。

同社は従来の燃料給油による精算で生じていた、給油所探しの手間や給油ミスなどの課題を解消。客観的な基準に基づくポイント還元で、顧客の信頼性向上とドライバーの業務負担軽減を実現している。制度開始当初は事務員による手入力でヒューマンエラーが発生したが、moℓa導入でこの課題も克服した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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