財務・人事リンコーコーポレーションは14日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比3.3%増の135億4200万円、営業利益は同3.1倍の4億7300万円、最終利益は47.2%増の5億2600万円と増収増益だった。
運輸部門セグメントの売上高は3.2%増の99億4200万円、セグメント利益は1億4500万円(前年は1億1700万円の損失)だった。貨物取扱数量は前年比でコンテナ貨物が減少したものの一般貨物が増加し、合計では0.4%増の527万3000トンとなった。一般貨物は主要貨物である素材原料の取り扱いが堅調に推移したことに加え、再生可能エネルギー関連貨物の取り扱いが開始されたことなどにより取扱数量が増加し増収に寄与した。利益面は物価上昇に伴う下払費や人件費の増加などの影響を受けたものの、料金の見直しや作業効率向上が奏功し増益となった。
26年3月期の通期予想は、売上高は0.3%減の135億円、営業利益は17.7%減の3億9000万円、最終利益は12%増の5億9000万円を見込んだ。
なお直近の2月28日に発表した連結業績予想と比較して、最終の売上高が1.1%増、営業利益が15.5%増、最終利益が35.1%増となった。売上高および営業利益は主に運輸部門において貨物取扱量が年度末にかけて増加し予想を上回った。純利益は税金費用が予想よりも減少したことなどにより増益となった。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com