オンセミ、成田にグローバル物流拠点を開設

ロジスティクスDHLサプライチェーンは7日、米国オン・セミコンダクターのグローバル物流拠点「日本グローバル物流センター」を成田に新設したと発表した。オン・セミコンダクターは、既存拠点から10倍以上の規模に拡大することで、国内顧客向けサービスの向上を図る。同社のグローバル物流拠点は、シンガポール、上海、マニラに続くもの。

新拠点の延床面積は3万6000平方フィート（3350平方メートル）で、オン・セミコンダクターはここから日本の顧客に完成品の出荷を行う。同社は新拠点を「国内外の両方で製造された完成品の集積と配送のためのローカル・ハブ」として機能させる。施設は二層式中二階の格納構造を備え、1日400万個の処理能力を持つ。

オン・セミコンダクターがDHLと提携して運営する物流センターは、成田以外にシンガポール、上海、マニラに立地しており、シンガポール拠点は11年に延床面積9万5000平方フィート（8830平方メートル）に拡張され、同社の年間出荷ユニットの半分を取り扱っている。また、マニラ拠点はことし、二層構造の格納スペースを備えて延床面積6万5000平方フィート（6000平方メートル）に拡張された。