調査・データExotec Nihon(東京都港区)は7日、全国の倉庫・物流センター勤務者1031人を対象に、倉庫作業用ロボットへの受け止め方や業務負担について調査した結果を発表した。AI(人工知能)を活用したロボット導入について、「雇用が奪われる不安」よりも「過酷な作業や重労働から人間を救ってくれる期待」が大きいと答えた人は65.5%となり、不安が優勢とした34.5%を上回った。
倉庫内作業用ロボットの導入意向では、「導入してほしい」「どちらかというと導入してほしい」の合計が36.5%だったのに対し、「導入してほしくない」は14.3%にとどまった。一方で、「どちらとも言えない」が49.3%と半数近くを占めた。この未決層508人のうち90.7%は、現在ロボットが導入されていない現場で勤務しており、導入効果を実感する機会の少なさが態度保留の一因となっている可能性がある。
ロボットに任せたい業務では、「重いものの持ち上げ・移動」が62.0%で最多となり、「長距離の荷物運搬」29.2%、「高所や狭い場所でのピッキング」26.7%が続いた。日常業務で負担に感じる作業でも、「重い荷物の持ち上げ・運び出し」が46.9%と上位に入り、現場が感じる身体的負担と自動化への期待が重なった。
勤務先にロボットを導入していると回答した人は全体の10.1%にあたる104人。このうち導入による変化を実感した70人では、「手作業での運搬が減った」「重い荷物を持ち上げる機会が減った」「業務スピードが向上した」といった回答が挙がり、ロボットへの満足度は64.3%だった。
調査は8月21−27日にインターネットで実施し、製造業、卸売・小売業、物流関連業に勤務し、週3日以上倉庫業務に従事する20−69歳を対象とした。今回の結果からは、倉庫自動化を人員削減策としてだけでなく、重量物運搬や過酷な作業の負担を減らす手段として受け止める現場の傾向がうかがえる。
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