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NTT東、松本市で高高度でのドローン輸送を実証

2025年6月5日 (木)

調査・データ東日本電信電話(NTT東日本)長野支店(長野市)は4日、長野県松本市で、自然災害などの緊急時に孤立地域へドローンで物資の輸送などを行うための実証事業を実施すると発表した。「デジタルシティ松本推進機構」の社会実証プロジェクトとして採択された事業で、2000メートルを超える高高度での大型ドローン物資輸送に向けた飛行実証試験などを行う。

デジタルシティ松本推進機構は 松本市や民間企業などで2023年に設立。産官学によるデジタルサービスの創出や人材育成を目指している。同事業は昨年度から実施され、これまで、松本市で過去に災害などで孤立した地域やドローンポートの候補地、大型ドローン機体の最新状況などを調査。これらの調査結果をもとに、今年度は実際に飛行試験を行う。

2000メートルを超える高高度での大型ドローン物資輸送は国内ではほとんど例がなく、山間地域の電波状況の事前確認や、多くの技術的検証が必要となる。こうした課題を解決して安全な飛行が可能なのかを、選定した複数のドローンを使って検証する。実施期間は来年2月までを予定している。

飛行実証試験は7月下旬、美ヶ原高原と、ふもとで最寄りの公共施設グラウンドなどで1回目を実施。2回目は10月下旬、乗鞍上高地エリアを予定している。また、被災地と松本市、ドローン運行事業者ら関係者をつなぐ運用プラットフォームの運用についても検討する。 このほか、平常時に大型産業ドローンを利活用する方法についても市場調査を行う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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