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アマゾン、省エネ包装対象品が20万点に拡大

2013年12月9日 (月)

ロジスティクスアマゾンは5日、過剰な梱包資材を省く長期的な取り組み「アマゾンフラストレーション・フリー・パッケージ」(FFP)の対象商品が、5年前の導入時の19商品から20万を超える商品に拡張したと発表した。

FFPは、顧客が玩具や家電製品を開封する際に経験するフラストレーションを軽減するため、アマゾンが主要メーカーと共同で開発したもので、コンパクトで開封しやすく、リサイクル可能な素材を使用した段ボールを使ったパッケージ。過剰包装を減らしながら中身を保護する。

Amazon.comのジェフ・ベゾス創業者兼CEOは「私たち誰もが、分厚いプラスチックで密封された容器を開けたり、無数のビニールワイヤーで固定された商品をパッケージから取り出すのにフラストレーションを経験してきた。私たちは、メーカー、顧客とともに、簡単な開封で中身を保護し、無駄を取り除く取り組みであるFFPを開発してきた。現在、2000以上のメーカーがこの取り組みに参加している」と説明。

日本ではパナソニック、トランセンド・ジャパン、バッファロー、エレコム、アイ・オー・データ、プラネックス、TDKなどが参加しており、世界では175か国で7500万個以上の商品をFFPで配送している。

FFPは開封で排出されるごみの量を軽減することも狙いとしているが、この取り組みで段ボール使用を5890万平方フィート(5500m²)削減したほか、2470万ポンド(1万トン以上)に及ぶ過剰包装、包装箱で1450万立方フィート(41万立方メートル以上)を削減した。