拠点・施設阪急阪神不動産(大阪市北区)は3日、同社の物流施設ブランド「ロジスタ」で大阪市内初となる「ロジスタ大阪淀川」の建設に着手すると発表した。10月に着工し、2027年2月末の完成を予定している。
開発地は阪神高速道路や名神高速道路に近接し、JR大阪駅からも6.5キロと広域配送と市内ラストワンマイル配送の双方に対応できる立地が特徴。周辺には人口集積地が広がり、雇用確保の面でも優位性を持つ。

▲「ロジスタ大阪淀川」の外観イメージ(出所:阪急阪神不動産)
施設は地上5階建て、延床面積1万7000平方メートルで、最大2テナントが入居可能。東西両側に計20台の10トントラックが同時接車できるバースを設置し、区画ごとに荷物用エレベーターや垂直搬送機を備える。倉庫部分は床荷重1平方メートル当たり1.5トン、天井高5.5メートルを確保し、汎用性の高い大空間とした。
快適な就労環境にも配慮し、最上階倉庫にはシーリングファンを設置。共用部には従業員ラウンジやドライバー休憩室、事務所エリアを整備する。トラックバースは車庫証明の取得が可能で、駐車場としての利用にも対応する。
環境面では館内LEDや高効率空調を導入し、ZEB Ready認証の取得を目指す。EC(電子商取引)拡大や拠点再編の動きが続くなか、同社はロジスタ大阪淀川を都市型物流拠点として位置付け、幅広いテナント需要に応える考えだ。
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