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調査・データ自動運転スタートアップのT2（東京都千代田区）と東レは10日、関東-関西間で自動運転トラックによる石油化学品輸送の実証を16日から開始すると発表した。
（出所：T2）
東レ千葉工場（千葉県市原市）で生産されたABS樹脂「トヨラック」を、渋沢倉庫茨木営業所（大阪府茨木市）まで輸送する。このうち高速道路区間では、綾瀬スマートインターチェンジ（IC、神奈川県）から茨木千提寺IC（大阪府）までの440キロを走行する。実証は2026年4月までに計4回行う計画だ。
実証はレベル2の自動運転でドライバーが乗車した状態で実施し、走行リードタイムや運行パターンを検証する。貨物輸送の安全性と効率性を確保しつつ、27年に予定されるレベル4での幹線輸送開始に向けた知見を積み上げる狙いがある。
▲（左から）リニューアブルディーゼル、B5軽油（出所：T2）
また輸送には、バイオディーゼルを混合したB5軽油や、廃食油などを原料とするリニューアブルディーゼルといった低炭素燃料を試験的に導入。T2が石油業界7社と立ち上げたカーボンニュートラル燃料の利用枠組みを背景に、東京都の支援事業にも採択された。給油オペレーションの改善や燃料利用拡大を視野に入れる。
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